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弁蔵日記

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弁蔵日記

地学教師 山田弁蔵の日記。
※日記自体非常に古い作品なので注意(2007年くらい?)辞令交付から2013年になります。

プロフィール
山田 弁蔵(27)
(Benzo Yamada)

父・母・祖母×2・祖父・ビジュアル系ハードロッカーの弟(23)がいる。

高校教師。
学園から4kmほど離れたアパートに一人暮らし。チャリンコ通勤。
精密機器(ラジオなど)を分解するのが好き。(元に戻る確率は低い)
電気ドリル+壊れた泡立て器で作った自信作『男の電気ミキサー(30秒で生クリームがホイップできます)』は実家の母に重宝されている。

【補足データ】
担当教科:地学
年齢:27歳
誕生:2月29日 魚座
血液:O型
身長:183cm
趣味:海外旅行(発掘)、実験、モアイ像を作る事、岩石収集
座右の銘:男心と秋の空
その他:博愛主義
普段無口だがマイクを持つと離さない。音痴。(ジャイアンレベル)
睡眠時間は10時間必要。寝不足するとよく喋る。雅な趣味が一つもないので場違いな 学校に来てしまったと思っている。
化学の先生とは大の仲良し(実験器具の貸し借りで)名前は村長だった曾爺ちゃんに由来(恨)。
宝物はバリンジャーの近くで拾った隕石と少年時代裏山で見つけたアンモナイトの化石。生徒総数5名の分校赴任時、強面のせいで子供達に避けられるのを回避するべく、膝に乗せて教えるというスキンシップ学習法を編み出す。現在は地学室に質問に来た生徒のみに行っている。

日記を始めました

地学担当の山田です。

日記は生まれてこの方一度も書いたことがないので正直とまどっていますが、適当に日々起きたことを発信してみようと思います。

今日は私のネクタイピンを紹介します。
これは弟の土産でモアイ型をしています。純金製と言いたい所ですが18金です。

ここで金の話を少し。
その昔、金よりも銀の方が高価な時代がありました。現代においてメダルの順位はご存じの通り上から金・銀・銅ですが、銅は金と同じと書きます。銀は金より良いと書きます。

そうなると、『沈黙は金、雄弁は銀』なる諺の真意とは…?

どうです。面白いでしょう。

やってしまった

今朝はあやうく寝坊を免れたが、半寝運転で学校の花壇に
突っ込んでしまった。

まずい事になった。 環境美化委員の生徒に泣かれるかもしれない。

記憶がない

授業の無い3時間目、5時間目の準備をしていたはずなのに途中から記憶がない。
ナルコレプシーの気があるのかも・・・それより誰にも見られなかっただろうか。

昨日帰ったら田舎の母から小包みが届いていた。
中身は漬け物とゲーム機(ソフト付)。

母はよく風呂で遊んでいるらしい。
私にもやれ、と。

はまった


母が風呂で勉強しなさいというので、あれから毎日やっている。リラックスゲームでムキになってしまうのは何故なのだろう。
余計に疲れた。

明日は小鳥遊先生と初めての昼食だ。・・・ちょっと緊張している。
竹脇先生やワトスン先生達も誘ったらどうだろう。
伊集院君のかるたが気になる。

雨が降る 雨が降れば 雨が降るとき 雨よ降れ
り降が雨 雨よれ降 きとる降 ばれ降 る降が雨
ます・・・・・・・・・

は。いかん! 思わず牛耕文字綴りになってしまった!

・・・・・・・・・モアイ。
初めておまえに会ったのは、雨季だったね。
触れることも許されず、私はただ、雨の中おまえを見つめるしかできなかった。

どうしてだろう。今日は妙に感傷的になってしまう。

愛車修理へ

また半寝運転をしてしまい、生徒のお母さんに激突してしまった。
あれほどの衝撃を受けたにも関わらず、スキップしながら小鳥遊先生を
引きずって行ったあのパワーはどこからくるのだろう。

愛車ロゼッタはカゴが取れタイヤがひん曲がってしまったのでサタツ
(近所の自転車屋)に出した。

帰り、近くの「八百蝶(八百屋)」で豆が半額だったので買い、帰宅。
小鳥遊先生が豆腐を作ると仰っていたのを思い出し、早速実験開始。

にがりを買い忘れたので、2価のマグネシウムイオン入りの物を探したら冷蔵庫にポカリスエットがあったのでそれを代用。
2時間かけて作って口にしてみたが、豆の青臭さとシトラス系の甘ったるい臭いが鼻を突き抜け・・・目眩がした。
ポカリスエットは絶対にお勧めできない。
それよりも濾したガーゼや器具などを洗うのに遅くまでかかってしまいまた睡眠時間が減ってしまった。

のど自慢に出場したい

近くのコンサートホールに『N●Kのど自慢(地方予選)』が来るというので校長先生に有給取って出場したい旨申し出たところ「頼むから」と止められた。

諦めきれなくて申し込みハガキを書いていたら、教頭先生に集めた枯れ葉で芋を焼くからと焚き付け用に持って行かれてしまった。

枯れ葉…って今4月。。。

気に障る事でもしたのだろうか。。

田舎から

休み時間先生達とお茶をしていたら弟から連絡が入った。
近々米を届けに来てくれるらしい。毎日昼にオニギリを8個食べているせいか、米の減り具合が早くて気にしていた所だったのでありがたい。
また両手に1俵ずつ抱えてくるのだろうか。電車の入り口でつかえないと良いのだが。

飲み会

明日が土曜日ということで今日は先生達と『恵比須屋』へ飲み会に行った。トリ先生の飼っている犬猫の話で大変盛り上がり、引き留められたが(眠くて)9時に竹脇先生と一緒に帰ってきた。挨拶をしてほろ酔い気分で鍵を開けようとしたら外れていて、不思議に思って入ってみると玄関先に素っ裸の弟がアヒル隊長を片手に立っていた。
※正面からの画像はこちら

権蔵

「今まで何してやがったんだ、てめぇ…電話で行くっつっただろが!」
・・・来るとは聞いていたが日にちは聞いた憶えがない。それより、なぜ(私の)手ぬぐいを首に掛けて下半身は全開なのか。
「もう電車ねぇし。しょーがねーから泊まってっからな!」
一瞬彼の寝相の悪さが頭をよぎったが・・・、可愛い弟だ。今宵は限界まで語り明かそう。

貼っておくんじゃねえ

兄貴(弁蔵)が速攻寝ちまったんで、PC借りてモヒカン(カレシ)とチャットしようとしたら、なんだこりゃ。ブログのIDとパスワードがモニターに貼っつけてあるぜ。

相変わらず平和だよなぁ。。

悪夢を見てしまった


変な夢をみたせいか、今朝起きたら汗でビッショリだった。何かに押しつぶされていたような…何だか体中痛いような気がする。

弟はいやにスッキリとした顔で嫌に機嫌が良い。

そしてご飯よりパンが良いと文句を言いながら8杯もお代わりを。。

今日は弟が洗い物をしてくれてるので余裕があり、朝ブログを書いた次第です。

↑真実は画像にカーソル乗せで

弟帰る

権蔵
「また米持って来るぜ」とだけ言い残して弟が帰ってしまった。
滞在中ろくに話もできず、後悔している。
持ってきてくれた米(2俵 1俵/60kg)は大事に食べよう。

辞令交付

3月に入り、次の配属先の発表が言い渡された。
次の学校はなんとミッション系の学校らしい。
仏教徒の私に務まるだろうか・・・

まずは引越の準備をしなくてはならない。
モアイや化石用の梱包材を買って来なくては。

赴任初日

あ た~らしい あーさが 来た
きぼ~ぉの あさーだ

(どこかでもやったな、これ)
新しい学校に行く日の朝である。日記は普通、その日あったことを記すので、朝に書くことは反則技かもしれないが、やはり、この朝の清清しい気持ちはフレッシュなうちにしたためておくべきだと思う。
キリスト教系の小・中・高一貫の私立学校とのこと。子羊たちに、地学のすばらしさを知ってもらいたい。
では、出かけよう。

————

赴任初日であった。
キリスト教系の小・中・高一貫校であった。
子羊たちは・・・・・・女の子であった・・・・・・・・・
なにを間違ったのだろう。キリスト教系一貫校の男子校に赴任するものとばかり思っていた。
これは私のミスなのか? 何をどうミスしたんだ?
・・・・・・神様のいたずらか?
ショックが大きすぎて、立ち直るのに時間がかかりそうだ。
明日からどうやって生きていこう。

弁蔵 ←悩んでた割にすぐ

 

捨てる神あれば拾う神

嗚呼、女子校。
朝の「おはようございます」から始まって、授業中のおしゃべり、給食中のさえずり、
午睡のひととき(もちろん5時限目、6時限目)、女の子は静かに私を駆逐する・・・
男子生徒なら、多少声を荒げて叱り飛ばすこともできようが(やったことは皆無)、女の子相手にそれは憚られると思う私は甘いのだろうか。
帰宅した今も、耳の中から頭の中までぎっしりと、ちゅんちゅん、ぴーちく、ぴーひゅるるな甲高く静かなくせに私を追い詰める小鳥のごとくさざめきが詰まっている気がしてならない。頭を振れば耳から零れ落ちてくれるだろうか。

唯一の救いは、今日、学校でお世話になったマーク牧師さまだ。香港から教会の交歓で一年間だけ日本にいらしているとのこと。涼やかなバリトンは重くもなく軽くもなく。
キリスト教について全く知らない私に、放課後、簡単なキリスト教学講義をしてくださるとのこと。マーク牧師は天文がお好きとのこと。つい、星の話に花が咲いて、牧師さまの一日目の講義を食いつぶしてしまった。

明日からまじめに拝聴しよう。

弁蔵

朝から悪夢

学校まではもちろん愛車ロゼッタで通う。
学校は小高い丘の上にあるが、丘の頂上まではルートが4つ。昨日は学校の正面に道が通じている富士宮ルートで行ったが、今日は正反対にある吉田ルートで行ってみた。学校の真裏手に出るはずである。
するとなんということか。道の行く手には学校の正門があるではないか。
そして、男子学生が運動部の朝練らしき活動をしていた。
ボーゼンとしている私の前に現れたのは、マーク牧師様である。
またもや、「な、な、な、な・ぜ・・・!?」

昨日まで、女子校に赴任したと思っていたのは悪夢だったのか。それともあれは、実は何か私の中に何かあるよこしまな欲望の夢想だったのか。(だとしたら尚のことショックだ)

固まって何も言えない私をマーク牧師様が不思議そうに見て、それから、ポンと手を打って、にっこり頷いた。ああ、どうしよう。マーク牧師様はきっと、私の中の悪しき欲望を見破られたに違いない・・・

ご挨拶周り

引っ越して来てから挨拶回りをしてなかった事に気付き、学校の帰りに菓子折りを買った。
向かって右となりのインターホンを押すと、「ハ〜イ♡」と明るく野太い声がして扉が豪快に開けられた。

お相撲さんだった。

隣に引っ越して来た旨を伝えると、後ろから更にもう一人が顔を出した。
見覚えのある顔…権蔵が夢中になって観ていたプロレス中継にいたような。

「山田と申します」
「自分は大山、こいつはレスラーのハルク井上。こちらこそよろしくたい」
「ありがとうございます。これはつまらない物ですが…」

菓子折りを渡し、一礼して「それでは」と、ドアを閉めた。

左となりのインターホンを押すと、女性の声がしてカチャリと扉が開いた。

「えっ…」

鼻眼鏡の登場に一瞬息を飲んでしまった。仮装大会でもやっていたのだろうか?

「隣に引っ越して来た山田です」
「わ、アンちゃん〜!」
パタパタと足音がして、後ろからグラサンにマスクの女性が出て来た。
「隣に引っ越して来られたんだって」
「あら、そうなんですね。姫地です♪こちらは寄島」
「よろしくお願いします。こちらはつまらない物ですが……それでは失礼します」

なんなんだろう。逃亡中の人達なのだろうか。
単に趣味なんだろうか。

悪い人達には見えなかったから良いか。。

 

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